こんにちは!苦労絶えない、楽しみいっぱいアラ50おばちゃんの肝っ玉ふーちゃんです。
先日ジロウは普通免許を取るために、他県に免許合宿に行っていて、成長したなあ(まだ取れていないんだけれど😊)と18歳になるまでのこと、思い出したりしていました。
そこで、今回は久々のジロウシリーズです。
前回は小学校2年生の1学期を終えてからの、担任の先生との面談で、特別支援学級を薦められたことまでのお話でした。
夏休み、本人ジロウとたくさん話しました。旦那とは特別支援学級にお世話になるに伴う、予測される色々なメリット、デメリットについてさんざん話をしました。
結果から申しますと、小学生で特別支援学級にお世話になったことは、良かった、ということになったのですが、特にグレーゾーンの場合、特別支援学級に預けたからといって、ほったらかしではいけないと感じました。
今回は特別支援学級に我が子を預けるときに、心掛けたい学校との関わり方についてお話します。
ジロウから見る特別支援学級の印象
特別支援学級を導入した、最初の生徒、あっちゃん
ジロウが入学した年に導入された特別支援学級。
↑[ジロウ エピソード6]でお話した特別支援学級には1人だけ、ジロウと同じ学年の男の子(このブログ内での愛称あっちゃん)がいた。
私は特別支援学級にジロウがお世話になるか迷っていたため、実際の学校の様子がわかる見守りボランティアに、ちょくちょく入らせてもらった。通常学級の先生にも、その旨伝えたら「もう好きなだけ見たいところばっかり行って構わないですよ」って言ってくださった。
あっちゃんは自閉症で人との関わりが苦手な子で、入学当時はちっとも笑顔は見せない、言葉も発しなかったが、1か月後には特別支援学級の専属のベテラン女性教員の方の耳元で言葉を発して、少し笑ったりしているではないか。
そんなあっちゃんを、国語の時間だけ、通常学級のジロウのクラスに連れてきて、となりにはピッタリとベテラン先生が付いているのだ。
支援学級の先生のさすが!な振る舞い
休み時間こどもたちは、われ先にあっちゃんとお話をしたくて、あっちゃんのまわりに集まる。
困った表情のあっちゃんは先生の後ろに隠れる。すごーくうまく絶妙なタイミングとユーモアでベテラン先生がみんなの相手をする。
完全に先生が話をする、というよりも、あっちゃんと通常学級のこどもたちとの架け橋になる、という振る舞いが見事だった。
「もうみんなー、いっぺんにぼくとおしゃべりしようなんて、さすがにぼくも照れくさいでーす。すこしずーつ、ゆっくりとみんなと仲良くなりたいでーす!えへへ!」
ってあっちゃんのかわりに伝える、あっちゃんは、また照れくさくなって先生のうしろに隠れるといった具合だ。しかし、あっちゃんは嫌そうではないのだ。先生の振る舞いが絶妙なのだ。
ジロウから見た特別支援学級
ジロウからすると、あっちゃんはうらやましかったらしい。
あっちゃんは国語を通常学級に受けにきて、みんなが「友達になろうよ」って寄ってきてくれて、始めは本当に困った顔をしていたけれど、だんだん、照れながらもうれしそうな顔をちらっと見せるようになっていた。
ジロウは自分が支援学級にいったら「図工や体育、道徳は今までのクラスで受けたいなあ~」なんて言っていた。通常学級との関わりもあるあっちゃんを見ていたから抵抗はないみたい。
特別支援学級に対する印象は、楽しく自分のペースで勉強を教えてくれるところ、と好印象のようだった。
ジロウは勉強が苦手で、字もきたない。見本通りまねて書くことも難しかったし、なぞることも上手ではなかった。
1年生おきまりの宿題、漢字をなぞって、その漢字をひたすら書く、で、どうしてこんなに苦手なのか?と考えながら、どうしても、厳しくなってしまう自分に、この状況をどうにかして変えていかないとダメだな!と思っていた。
ジロウと私たち夫婦で特別支援学級を見学、相談させてもらった。
生徒は先生とマンツーマンで、真剣に勉強していた。
ベテラン先生とあっちゃん、新人先生といっくん(下記でお話)とペアになって、真剣にプリントの問題に取り組んでいた。あっちゃんは勉強が得意、いっくんは苦手らしいのだが、二人とも同じ、真剣さだった。
あっちゃんは時々、先生の腕をポンポンってたたいて、ヒントをください、という感じ。
いっくんは「うわあー」とか、「え~~?」とか言うと、先生がすかさず一緒に考え方なりを教える、といった具合だ。
この様子を見ると、少しだけ難しいことにチャレンジさせてくれているんだな、ということがわかった。
元気で明るい5年生の男の子、いっくん
子ども同士だと、こころを通わせるのがはやいのだろう、いっくんは一年生のあっちゃんのめんどうを良くみていて、あっちゃんは声は出さないけれども、とてもリラックスしている様子だった。いっくんにはたくさん笑顔を見せていた。
いっくんは見学に行った私たちに「こんにちはー」っておどけた表情で挨拶してくれたかと思えば「あれ?あしたからおいでよ!たのしいよな、あっちゃん!」とか、言って、もうその雰囲気に引き込まれたジロウは「うん!よろしく!あしたから来たい、いい?」と言っちゃってノリノリ!
ベテラン先生との話合い
「特別にー、せっかくジロウくんが来てくれたから、遊んでてよーし!」って子供たちにいってくれたものだから、いっくんを中心にみんなできゃっきゃと遊び始めた。
4つの机を2こづつくっつけて、私たち両親の前にベテラン先生とそのとなりに新卒で入ったばかりの男の先生が並んだ。
「なんでも聞いてください!」先生の明るくハツラツした声が心地良い。
家で旦那と話し合い、特別支援学級にお世話になることの、メリット、デメリットを挙げてみた。その上で、デメリットをなるべく小さくしたい!欲を言えばメリットだらけにしたい!貴重な時間を無駄にしないように、伝えたい聞きたいことを書きとったメモを持ってきていた。
わたしたちの考えた、特別支援学級のメリット デメリット
想定したメリット
- 生徒に人数に対して、先生の人数が手厚い
- 専門的な知識を持った、いろんな子どもを見てきた先生がいてくださる
- できたことを、親以外の人からたくさん褒めてもらえる経験ができる
- その子に応じた学習の進め方の対策をとってくれる(これに関しては理想も含んでいる)
- 同学年とのつながりも、たての学年とのつながりもできる
- 自分の身の周りのことができるようになるための、宿泊学習がある(これはとっても良かったので、次回お話します!)
- いろんな個性に触れ、受け入れることでできる人になれると良いな・・(これも期待でしかない)
想定したデメリット
- 通常学級の友達と過ごす時間が少なくなる
- 難しい授業で苦しむ経験が少なくなることは良いことなのか?
- 子ども同士のトラブルを目の当たりにできないため、対処能力が育たないのではないか?
- 汚い言葉、暴力的な言葉、キツイ冗談に慣れずに打たれ弱い子になりそう・・
- 大人に守られていない環境で生きていける強さが身につくのか?
ここで自分でも気づいたのだが、いまのジロウにとってメリットのほうが多く感じた。勉強が苦手なジロウは、学校でも褒められることが少ない。家では、途中まで我慢していたかーちゃん(わたし!)が最後には、イライラし、鬼になる始末(お恥ずかしい・・・)。
とにかく!上記を記したメモを持っていった。
先生との話合い
指導計画に落とし込んでくれた
先生が「何でも聞きたいことがあったらどうぞ!」とおっしゃってくれたから、「聞きたいことを全部聞いて帰りたいからメモを持って来ています」と伝え、全てを伝えた。
ベテラン先生の横にいる新人先生は、わたしたちの会話の要点を記録するように言われていたのだろう。必死で!メモをとってくれていた。
先生は何も否定せず、それよりむしろ「そうですよね~、わかります」というスタンスで一生懸命聞いてくれた。
新人先生が記録したノートを見ながら、ジロウが少し難しい勉強に楽しみながら取り組んで、自信をもてるようにしていきましょう、具体的に指導計画に反映します、と言ってくださった。
あまり考えすぎず、お世話になってみようと思った。
今までの友達と受ける授業もある、ジロウにとって難しすぎる科目は、全くわからずに時間がすぎるより、少しずつでもチャレンジしながら確実に理解できることを増やしていくほうが、長い目でみたら、成長が大きそうだ。
家庭で感じた不安はいつでも、連絡してください。と言ってくださって、せっかくなので勉強以外に生活面全般でできるようになってほしいことも、教えてくださいというのだ。
もう、ここにお世話になるしかない、と思った。
そのまま「夏休み明けからお願いします」とした。
夏休みの宿題は、できるところまで家庭でチャレンジして残りはそのまま、特別支援学級に持っていくことになった。心に余裕ができた。ゆっくり叱らずに、できることを褒めてあげられる、と思ってうれしかった。
学校(先生)との関わり方、これがいい!・・と思う!
特別支援学級は、親と先生との相性、もちろん、専門的な知識を持った先生が、その子の将来のことを考え、個性の強い子供たち、それぞれの子のニーズに合わせて柔軟な対応をどんな形でとってくれるか!だと思っている。
小学校の特別支援学級は、たくさん、面談の機会を作ってくれて、そのたびに感謝を伝えることができて、家庭で上手くいかないんです!の相談にものってくれて、気付いたら、ジロウの先生なのに、自分の子育ての先生にもなっていたのだ。
子どもは、変化乏しい大人とちがい、すごいエネルギーで成長をするから、短いスパンで悩みがどんどん変化するから、いつでも相談してください、と言ってくださる場合には、どんどん、先生に連絡して、時間を作っていただき、こちらからなんでも伝え続けるのが良いと思う。素直に、が、鉄則!!
今回のお話のさいごにお伝えしたいこと
先生も、ひとりひとりの保護者に時間を作ってくださる、わたしたち保護者も、仕事や生活面でとてもいそがしい中、せっかくの学校の先生との面談は貴重で、有意義な時間を過ごしたい、と常々考えてきました。
学校に行くと顔を見合わせて、誠意をもって「日々ありがとうございます」と感謝を伝えられます。そして、学校での様子を伝えてもらい、家での様子を先生に話し、意見交換をします。
こちらが心を開いて、ここをチャレンジさせてほしいです、ここがどうしても苦手です、を具体的に伝えることが大切だと思います。
・・・ぼやき 普通免許取得中のジロウ・・・
さいごにお伝えしたいこと、でおわらないといけないはずが・・・
いま合宿免許に遠出していたジロウが、我が家に帰ってきております、、、理由は・・・仮免の学科試験を5回!落ちたから!!!帰らなければいけない日、急遽一日がかりで車でお迎えに行きましたー。
やっぱり、学科試験が苦手だったか!!勉強苦手ジロウ、さすがだ。
地元に帰って、地元の試験場で仮免学科を合格してまた合宿免許に戻るらしい。
そして帰宅から3日間、一緒に勉強して、本日6回目で受かりました!おめでとう!
こんな話、聞いたことありますか!???ふーちゃんの苦労は絶えません・・・
合宿免許から指定された日にまた卒業検定に向けて、戻るそうです・・・笑うしかない!
それではまた、お会いしましょう!😊😊