3月上旬、旦那の名前宛てに大学からA4サイズの封筒がポストに入っていて、中身は通知書でした・・
開けたら・・まさかの4単位落としての卒業不可!そして公務員内定取り消し!(ガーン!)についてお話します。
まずご紹介したいのが、この☟小論文についての参考書、落とされない小論文です。
これはイチロウが公立大学試験の最後の試験3日前!に、わたしが本屋さんで吟味しまくって、購入し、手渡したもの。
イチロウはすぐに完読し「この本読んで、すっごく良かった、明日、いけるわ!」って興奮していました。本当にたった3日前の話なのですがっ。
とにかくナイスなチョイスだったらしいので、私があれこれ説明するより、ぜひ、読んでいただきたいです。
受験だけではなく、小論文は公務員試験でも試験に組み込まれることがあるらしいので、また読むらしいです。
どのようにすれば減点されないのか、ぜひみなさんも知ってください!
ふーちゃんちのルール
ギリギリの単位数で4年生まで在籍してきたイチロウ。
しかし4年生、後期は本人曰く「余裕だ」とか言っていた。
うちは3人の息子たちに、平等にお金を使おうと決めている、というと聞こえは良いが、実際、日々の生活で精いっぱいなのだ。
夫が家業を継いでいた、それが倒産しそうなとき、なんとか立て直そうと、ふーちゃんちのお金はそちらに流れていたので、貯金もなにもすっからかんとなっていた。約8年前の出来事だ。
こちらの家業倒産エピソード、後にたっぷり!お話いたします~
イチロウの大学は自分で奨学金という、多額なローンを選んでいただくしかなかった。
それでも本人は大学へ行きたいのだから、しょうがない。
ふーちゃんは高卒
自分には姉がいて、姉は部活で部長をやる、いわゆるリーダーシップタイプだ。
まじめで言い出したら聞かない。
偏差値の高めの高校へ行き、短大へ行った。
うちには2人とも大学へ行かせる余裕はなかったのだろう、両親は「ふーちゃんは高校卒業後は就職」って誘導された。
それはそれで高校卒業後、職場環境に恵まれて、とっても楽しんだから、良い!
だから大学のシステムに非常にうとい。
イチロウが遊びまくっていたが、大丈夫、と言っているのを、仕方なく「そ~なのか~」と思ってしまっていた。
公務員を目指したきっかけ
イチロウは小、中、高校とずっと同じスポーツの部活に励んできた。
夫の倒産を機に約8年前、東京から現在の地域に引っ越してきた。
親の都合での引っ越し、そして生まれ育った東京にいた親友のいない、転校後の中学生イチロウはときどき泣いていた。
そんなイチロウだが、周りに良い友達たちが寄ってきてくれた、部活の友達のお父さんお母さんもたくさんかまってくれた。
そんなこんなで、こちらもイチロウにとって温かいふるさと、となった。
そして恩返しをしたい、と考えた。
大学の4年間
イチロウは大学に入ってから、たくさんのバイトをした。
飲食店数店舗、塾の講師、結婚式の披露宴のウェイター、配送会社での荷物の仕分け、アパレルのバックヤード等・・・
彼は性格が良い、と思う。
よく笑って穏やかでやさしい子だ。
彼自身、派手なアクションを起こさないタイプだが、いつも周りに友達がいる。
誘われたら喜んでなんでも行く。
たくさんのバイトでたくさんの友達が出来て、遊ぶ予定でいっぱいになった。
公務員に合格
イチロウはこの地域で恩返しをするために市役所職員になりたい、と目標を掲げて大学選びをし、家から車通学できる公立の大学へ行った。
そして4年生、いつもスタートダッシュの遅いイチロウは、激しく遊んでいたため、公務員試験の1か月前から本気で勉強しだした。
直前にならなければ集中できないタイプで、だけどその短期間の集中で、どうにかなってしまう、というのが、親としては「どうしたもんだか?・・」と、いつも思わされる。
最初の筆記試験を通過、数回の面接を通過し、合格した。
筆記試験後の自分自身の考えを表現するレポートのような提出物は、心配だったから夫婦で目を通し、もうちょっとよくなるんじゃかいか、と3人であれこれ考えた。
だから、もちろんイチロウが頑張ったのだが、私たちも自分が受かったような、本当にうれしい気持ちで満たされた。
そしてまた激しく遊び始めた
一日で違うコミュニティー2つ、ひどいときで3つの約束ができる。
大学は毎日行かなくても良いぐらい、ゆったりと履修しているのに、その前の日も夜から遊んで朝帰りといった様子。
イチロウは22歳。なんとなくだが20歳を超えてから、イチロウに厳しく叱ることをしなくなった。
気をつけなよ、くらいの指摘で、自己責任でしっかりと考えて行動してほしい、と真剣に伝えていた。
この遊びすぎの間に、遅刻したり、提出しなければいけないレポートを出し忘れ、テスト前の勉強の時間も、より短くなり成績もさがることにつながったんだな・・。
親として後悔
卒業不可、という文字をみて、まず思ったのが20歳を過ぎても、年齢だけで大人子供を決めつけず、ここぞ!というときは、ちゃんと厳しめに叱っていれば良かったかな。
自分で考えて行動することの難しさ、まだまだ自分に甘い息子に、もっとアプローチを工夫して、気を引き締めさせてあげればよかったかな。
自分でもどんな感情なのか、わからないくらい困惑した。
困惑ついでにシロウ(このブログでの愛犬♂の愛称)の散歩に出た。
申し立てしたが、卒業は許されなかった
散歩から帰ったら、イチロウは結果をもとに、ゼミの先生に相談と、大学へ問い合わせと、なんとかならないか等々を伝えたそうだ。
その約10日後の大学で行われた卒業決定会議でも、イチロウが救われることはなかった。
あんなに遊んでいたイチロウの目からポタポタ涙が落ちた。
わたしも同じくポタポタ泣いた。
市役所へ連絡・・・内定はどうなる・・
さてさて、イチロウの内定はどうなるのか。
期待はしていなかった。
私たちの税金でお給料が払われている、その職員が、レポートの提出忘れ含め、単位が取れなかった、そんなチャランポランはいったん取り消しという形にするだろう、と。
案の定、入社する方法は高卒枠で入るというのなら、ということだった。
なるほど、それなら許されるか、と納得はしたが、これは、なんの為に奨学金制度を利用して大学へ行ったのだろう、ということになる。
イチロウの選択、そしてその先の新たな目標
「あのときの自分がいけなかった、自分に厳しくしっかりしないとダメ、ということなんだ。
もう一度チャレンジする。
がんばる!」
と、なんだか、すぐに気持ちを入れ替えてきている様子をみると、なーんか、ムカついてきた!
こっちはまだまだ開き直れていないからだと思う。
まとめ と 次回予告(イチロウについて)
明後日は4月1日、世の中は入社式。入社式の方々、おめでとうございます!
「ほんとうは、やっぱり、あさって入社してほしかったな。」
この1ケ月、悲しみ・ショック・後悔等のネガティブな思考と、イチロウのこれからを考えると、早いうちに天罰がくだったことで、彼を成長させるにちがいない!というポジティブ思考が入り混じり、情緒不安定おばちゃんとなっている。
つつかれると泣きそうになるし、自分で自分を励ますため、「はっはっはっは!」強そうに笑ったり。
肝っ玉ふーちゃんと名乗りつつ、今回のことに関して、まだまだホヤホヤの出来事にドカッとしていないこと、お詫びいたします。
次回もまた留年イチロウについて、の自分の気持ちの変化等、お話します。
でも、これだけは言いたい!
留年のみなさ~ん!一緒にがんばりましょ~😊!!