こんにちは。苦労も楽しみもたくさんアラ50肝っ玉ふーちゃんです。
今回は愛犬シロウが1歳で骨折をしたときの話。
手術をしてボルトで固定するわけではなく、3Dギブスの固定で折れた部位を元通りにする、すごい動物病院に出会えた話をお伝えします。
シロウ1歳 骨折
その時は突然訪れた。サブロウ(三男)がシロウを抱っこしていたら、シロウが床に降りたがった。
サブロウは当時小学校5年生だった。身長は150cmで、幼い顔をして、行動も幼かった。抱っこした腕の上部(地上約1m)からスルッっと飛び出し、床に落ちた。そのとき先についたのが右手一本の着地になってしまったのだった。
おそらく両手で着地していれば、負担は和らいだだろう。私はその様子をちゃんと見ていた。
落ちた瞬間、「キャキャキャキャーン!!」と聞いたことのない高い声で、これはただ事ではない、とすぐにわかった。
もうシロウは取り乱していた。
私の頭の中は真っ白になった。
とにかく病院へ!
抱っこもさせてくれない
こちらも、どうしよう!どうしよう!抱っこして落ち着かせようとして身体に触れたら、ガブっと噛んだ、スゴイ力だったから、痛かったし、私の手からポタポタと血が垂れた。
シロウはまだ1歳、歯も細くとがっていた。
よっぽどの痛さに、身体に触れられることすら、嫌だったのだ。
痛いほうの手を床につけずにぴょこぴょこと部屋の隅に行くと耳を垂らし、悲しそうに上目づかいでこちらを見ていた。
自分の腕から落としてしまったサブロウは、悲しくてしょうがない。
私も驚きと悲しみでいっぱいだった。
かかりつけの動物病院に電話したが・・・
かかりつけの病院へ電話したが「ただいま診療中のため、しばらくしたら再度おかけ直しください」と自動音声で流れたので、少しづつずらして50回ぐらいかけたが、つながらず、実際行ってみたら臨時休診日の札がかかっていた。
本日は休診日です、や、診療時間外です、という案内でいてくれれば良かったのになあ~。
今回のように、突然のアクシデントで、すぐに助けていただきたいときに、この留守電には困ってしまった。
休業では仕方ない・・気持ちを切り替え、他の病院を探すことにした。
すぐに固定してくださる、という病院に行った
バーっ!っと携帯でうちから近い動物病院の口コミを見て、シロウと同じように骨折の疑いのある犬の足を見事に固定してくれた、とのコメントがある病院に、電話した後に向かうことにした。
またシロウに噛まれても仕方ないと思っていたが、そーっと「ごめんね、病院に行かせてね」って車の中に先に座って待たせていたサブロウの膝に連れていった。噛まずに堪えてくれた。
うちから、車で15分ほどでついた。落ちてから、2時間ほど経っており、もう夜だった。
「当院では骨折後の手術はできませんが、きちんと固定します。手術のできる病院は、固定後に連絡先をお伝えします、診察室の外でお待ちください」とおっしゃった。
いったい、どのようにして、痛がる手を固定してくれたのだろう、「今日のところ、これで過ごしてください」と言われ、先生の前をぴょこぴょこ歩いてきた。もちろん片手だけ使いながら。
手術してくれる病院さがし
固定してもらったシロウ
もう大パニックで、悲しみのどん底だった私たちは、腕を固定してもらったシロウが、元気を取り戻した様子で少し安心した。やはり骨折だということだった。
折れてそのままの状態より楽なのだろう、シロウの表情は落ちた直後とはまったくちがった。
固定したテープを剥がさぬよう、首にエリザベスカラーをした。
これはいったいいつまで付けるのだろう、可哀そうだが、ずっとではない!がんばろう!と自分にも家族にも言い聞かせた。
先生から、明日こちらの病院に連絡してみてください、と連絡先をいただいた。
手術できる病院で診察
次の日しごとが休みだった旦那が、紹介していただいた病院へシロウの診察を受けに行った。
レントゲンをとり、ハッキリと骨折とわかった。
先生から、骨折の手術について伺った。
切開手術の費用は約20万円(もっと高いところもあるらしい!)。実際にこんな額、すぐに用意できなかった。
しかもこの手術、麻酔し、メスを入れ、金具で骨を固定するとのことだが、必ずしも、すごく良い状態になるとはいえない、あとから不具合が出てくる可能性もある、というのだ!
そして、こうもおっしゃった。しっかりと固定しているので、このままでも治る可能性もある、かも?と。
すぐに!固定で治す治療を調べてみた。すぐに、うちでも払える費用でやってくれる病院はないのか?!
見つかった! 3Dギブスで骨折治療! という選択!
検索の鬼!となった
私は、検索の鬼、となった。大好きなシロウのために最善をつくしたい!
ペットを飼っているみなさんが思うこと。
エリアは近所、ではなく、本州なら良い、車で連れて行く!と決めた。
犬・骨折・固定だけで治す といった検索ワードでひっかってくれたのだと思う。
見つかった! 千葉県柏市 いしじま動物病院!
こちらの病院、いしじま動物病院 3Dギブス骨折治療センター となっている。
私は検索でこの病院を見つけたとき、心が躍った、ガッツポーズをした!
千葉県柏市へは、高速道路も使用して、3時間ほどだ。本州という広い範囲で探していたが、なんとまあ、近いんだ!と感激した。
いしじま動物病院の先生に伺ったのだが、その時の直近のことで、福岡から車で休憩しながら17時間かけていらした方もいるとのことだが、それが納得できる治療法だった。
いしじま動物病院のHP、すごい技術、ぜひごらんください。
いしじま動物病院3Dギブス骨折治療センターへ! 受診
電話で予約 シロウの状況説明と受診までの過ごし方
骨折から3日目、病院へ電話した。今のシロウの状況を話した。
まず、固定の処置をしているかの確認と、その状態で2週間ほど経過してからの受診となります。
片手しか地面につかなくても、今まで通り散歩にも連れて行って良いです。
ということで、散歩大好きなシロウは、一日一回の夕方の散歩は相変わらず喜んで行った。
やっぱりシロウは外に出るのが大好きだから、この状況でもストレス発散になる。
エリザベスカラーと片手での散歩、可哀そうで仕方ないが、その先に理想の治療が待っている!
初めての受診
骨折から約2週間たって、待ちに待った受診の日がきた。
サービスエリアで休憩をとりながら、3時間半ほどかけて、病院にむかった。
イチロウは大学受験直前だったため、家で勉強。
大好きなシロウをみんなで心配していたから、イチロウ以外の家族4人とシロウで病院へ。
シロウ1匹に対して人間4人、多すぎ!
先生、若くてイケメン、犬への声掛けも優しい!
人間の多いふーちゃんちは、なるべく他の患者様たちの邪魔にならぬよう、立って待ったり、ほかの犬をかわいがったり、飼い主さんたちに骨折のエピソードを話したり、「ここの病院は良いから、もう他には行けないよ」と話してくれる方もいて、とても良い雰囲気だった。
そんなこんなでシロウくん。が呼ばれた。先生が若い、イケメン、いかにも優しい!先生の第一印象に、もうシロウが治ったんじゃないか、と錯覚させる安心感を持たせてくれた。
前もって電話で状況を聞いていただいていたので、再度確認していただいた。
3Dで専用の、ピッタリのギブスを作るのに、4時間ほどお預かりとなります
ということで、4人で深々と頭を下げ「シロウをどうかお願いします!」した。
シロウは少し不安な顔をしていたが、迎えに来るから!と言ったら、すこしわかっている風だった(親バカ!)。
3Dギブスを装着したシロウ! 完治へ!
シロウをお迎え
4時間ほど、車ですぐの埼玉県三郷のイケアへ行って過ごした。ようやく3Dのギブスをしてもらえる安心感と、はやくシロウに会いたい気持ちでいっぱいだった。
お迎えの時間になり、病院へもどった。
ぴったりと固定された前足。さすが3Dだった。
私たちに4時間ぶりに会えたシロウは、とっても喜んでくれて、余計に足の痛みが和らいだ印象だった。さすがに足は床につけないものの。
シロウはポメラニアンとトイプードルのミックス犬で当時4キロほど。
ギブス作りと調整などで、約4年前の2019年で8万円いかない位の費用。
他の動物病院で、うまくいくかわからない、金具を入れる切開手術の費用は、うちの地域で聞いた病院だと約20万円ぐらい~だと聞いたから、お値段以上に、非常に価値ある、自然に、もとある強い骨に治す、最良の治療ではないか!
トータルして、数回の通院でかなりの交通費はかかった。しかし、これならば、治ってからの不具合などない!
私は骨折時、お金に余裕があったとしたら、骨折=切除手術しか頭に浮かばなかっただろう。
いま5歳のシロウが元気にぴょんぴょこ歩いたり走ったりしているのを見ると、貧乏も悪くなかったな😊!って思った。
ここでひとやすみ。シロウが大好きなドッグフードです。
シロウはいっぺんに食べないため、朝、晩の食事の途切れる時間がわかりにくかったのです。
こちらのサンプルをいただいて、シロウのいつものドッグフード30gとこちらのドッグフードを10gふりかけてあげたら、いっぺんに食べきるようになりました😊。
3D先生の話
先生がおっしゃていたのは、まず最初に固定してくれた、私の住んでいる町の獣医さんの腕が良かったから、3Dギブスがなくても、このままでもキレイに治るんではないか、と思ったほどらしい。
しかし、手(腕)一周をぴったりと囲むギブスで、より安心して過ごせるからお願いした。
その後は、最初に固定してくれた獣医さんのところをかかりつけ医さんにしている。
3Dギブスをしてうちに帰ってすぐに「先生がまず、固定してくれたおかげで、その後の治りも良かったです」と、感謝の電話を入れた。
上の写真は3Dギブス装着期間のシロウ。
ジロウとふたりで昼寝しているところ。昼寝している頭にギブスをしている手先をあてて寝る。
いつも片手や、足先を人間に触れて寝たがる。あったかくなりすぎたりしたら、ぷいっととる。
これを見ると非常に痛々しそうに見えるが、実際は、片手をついて元気に走り回っていた。
シロウの通院 そして完治
シロウは2週間に1回ほどのペースで通院した。
行く度にギブスの固定の具合を診てくれて、必要があれば調整してくれる。
「少しづつ、ギブスを巻いた手を床につけるようになり、完全につくようになると、ギブスを外します。」
少しづつ床に足をつけるようになり、しっかりつくようになった。
シロウのギブスは終わった。
ギブスの着用期間は念のため約2か月だった。この時期は12月から2月にかかったあたりで、寒い時期だったのは良かった。
ギブス中はお風呂に入れてあげられないので、ふき取るシャンプーを使っていた。
エリザベスカラーも、ずっと首にあるのが慣れた様子で、おもちゃを投げてとりに行く遊びも、カラーですくい上げるというテクニックを身につけた(ちなみに、遊びも今まで通りにしてください、とのことだった)。
まとめ と おすすめ
ギブスとエリザベスカラーが外れた時の、あの清々しさは今でも鮮明に覚えている。
シロウが子ウサギのようにピョンピョンうれしそうに走っているのを見ると、笑いながらウルっときた!
シロウが骨折したあの日、ふーちゃんちは悲しみで真っ暗になった。
しかし、数ある動物病院の中で理想的な治療を行ってる、いしじま動物病院に出会えて、感謝しかない。
もしも、みなさまの周りで、ペットが骨折された話を聞いたときは、ペットへの身体の負担が少ない、3Dギブス骨折治療の、いしじま動物病院を思い出していただきたい!
シロウはいま5歳。最近少しだけ口臭が気になるときがあります。
犬が長生きするために歯の清潔を保つことは、とっても大切だそうです。
歯の汚れもとれるおもちゃをあげていましたが、あらためて検索して、この歯磨きガムのクチコミを見て、うちのシロウもこれなら喜んでくれそう!と試してみました。
食べ終わるまで適度に長い時間、奥歯でカミカミするので、汚れも落ちていそうです。
これをカミカミした後は、口のにおいが気になりません。
それではみなさま、くれぐれも、シロウのようなアクシデントが起こらぬよう気をつけて、でももしも!怪我や病気になってしまったとき、自分の納得できる治療を受けられるように!妥協せず!検索しまくりましょー😊!